2016年8月21日日曜日

セビージャのリーグ戦が今日、開幕

http://www.estadiodeportivo.com/sevilla/2016/08/20/sampaoli-debuta-media-veronica/80963.html

遂にセビージャの2016−2017シーズンのリーグ戦が開幕。その試合を前にエスタディオ・デポルティーボ紙が、その試合をプレビュー。

サンパオリは未完の状態でデビューを迎える

ホルヘ・サンパオリは今日、セビージャが2016−2017のリーガを開幕させることで、ヨーロッパでの夢のプロジェクトをスタートさせる。だが、新たな攻撃的コンセプトは、スーペルコパの3試合では実を結ばなかった。彼に疑問を持つのは早いが、未完の状態であることは事実である。彼は準備のための時間がなかったこと、ラミ、カリーソ、エスクデロ、トレムリナスの怪我、コロジェイチャクの出場停止が影響したことを嘆いていた。同時に彼は自身のアイディアが浸透するには我慢が必要だと話しており、それを急ぐことは選手達へのプレッシャーになるとしている。今節の対戦相手であるエスパニョールは、難しい対戦相手ではあるが、サッカーで唯一認められるのは勝利のみだ。キケ・サンチェスは1−4−2−3−1で、サイドを攻略し、前線でコンビネーションを見せてくるだろうし、その攻撃を司るのはレジェスだ。そしてフィジカルに長けたダブルボランチは、セビージャのスペースを潰しに来る。
ディエゴ・ゴンザレスが再びスタメン
招集メンバーを見ると、守備に怪我人が出ていることから、再びメルカード、ディエゴ・ゴンザレスがスタメンとなり、そしてカンプ・ノウでの試合からの変更点として、イボーラの代わりにパレハが入り、サイドでプレーするのはビトロとマリアーノとなる。前線はビエットとフランコ・バスケスが入り、ベン・イェデルとコノプリャンカはサブとなるだろう。システムは1−3−5−2、1−3−4−3、1−4−3−3とバリエーションが考えられるが、中盤の構成はクラネビッテル、エンゾンジ、清武、ガンソ、イボーラ、ホアキン・コレアの中から選ばれる。中盤から前線は多才な能力を持つ選手で溢れ、試合の主導権を握ることを可能にする。

スタメン予想
セビージャ 1−3−5−2
GKセルヒオ・リコ、DFメルカード、パレハ、ディエゴ・ゴンザレス、MFマリアーノ、清武、クラネビッテル、エンゾンジ、ビトロ、FWビエット、フランコ・バスケス
エスパニョール
1−4−4−2
GKロベルト・ヒメーネス、DFハビ・ロペス、アルバロ・ゴンザレス、オスカル・ドゥアルテ、ルベン・ドゥアルテ、MFエルナン・ペレス、ディオプ、ビクトル・サンチェス、ジェラール・モレーノ、FW縦並びでレジェス、レオ・バチストン

1対1
GK、セルヒオ・リコ対ロベルト・ヒメーネス
セルヒオ・リコはバルセロナ戦で足でのプレーにおけるミスがあり、改善するべき。ロベルト・ヒメーネスはオリンピアコスで3年プレーした後、リーガに戻った。
DF、パレハ対オスカル・ドゥアルテ
パレハはぎりぎりで試合に間に合った。オスカル・ドゥアルテは空中戦で危険な選手だ。
MF、クラネビッテル対ディオプ
両者ともチームにバランスを与え、カバーリングとサポートの動きに注目。
FW、ビエット対レオ・バチストン
昨シーズンはA・マドリードとビジャレアルでフィットしなかった2人だが、どちらも豊富な動きとゴールを備えている。

セビージャはプレシーズンにおいては6戦全勝ながら、公式戦では3連敗中。ここは是非とも勝ち点3が取りたい所だが、サンパオリは勝利よりも、彼自身のスタイルを周到した上で勝利を目指す監督であるため、勝つためには彼のサッカーのコンセプトを選手達が実現する必要がある。セビージャの夜10時15分キックオフとは言え、予想最高気温は31度。この暑さが選手達の体力を削ることは間違いない。全ての要素を考慮に入れて準備が進められているだろうが、その中で清武はスタメン出場するのか。サンパオリはとにかくコンディションが良い選手がこの試合に出場すると前から話していた。彼はカンプ・ノウでの試合に出場しなかっただけに、出場した選手よりはコンディションが良いだろうが、R・マドリード、そしてバルセロナ戦と連続フル出場をしていただけに、疲れがあるかもしれないが、セビージャは各ラインにおいてさらに選手を補強する必要がるとしているため、さらなるレギュラー争いの激化が考えられるので、試合に出場し、少しでもアピール、何より数字を残してもらいたい。
エスパニョールは昨シーズンのチームとは全く違うということを豪語しており、それは選手獲得だけに留まらず、監督交代によりチームのスタイルが変わり、何よりプレシーズンの6試合で負けなし、最後の試合ではユベントスに2−2で引き分けていることから、得点も取れるという印象を残しているため、セビージャはかなり苦戦を強いられるだろう。

エスパニョールが1−4−4−2を起用するとされているが、両サイドは攻撃的に出てくるため、攻撃時には前線に4人が揃う形になるが、レジェスが出場した場合、中盤に来て数的有利、同数を作り出し、機を見てFWを飛び出す動きなども予想されるため、とりわけレオ・バチストンとのカウンターには要注意だが、遅攻に関してもオプションが多く揃っていそうだ。セットプレーではシーズン終盤にディオプが立て続けに得点をしていたこともあり、オスカル・ドゥアルテと共に十分な警戒が必要とされる。
セビージャは怪我人の影響から3バックが予想されるが、レジェスが自由に動くと、CBとレオ・バチストンが1対1になる可能性があるので、4バックの可能性もあるだろう。それにはパレハがどこまで回復できているかがポイントになるだろう。中盤の中央は相手は簡単にプレーしてくるだろうが、サイドの選手達はスピードがあるので、彼らのスピードを消す必要があり、DFからボールポゼッションをしてセビージャにリズムを渡さないことが予想されるので、いかに前線から組織的にプレスをかけるかが重要になる。とりわけポゼッションからのボールロストにおいては、当たり前だが相手のスピードを殺さなければいけず、レオ・バチストンはかなり危険な動きをする。
攻撃に関してはセルヒオ・リコからのビルドアップにおいて、ミスが目立っているので、DFにボールが渡ることを常に考慮してポジショニングを取ることが必然であるが、意外とバルセロナの試合ではこれができなかった。後半には選手達の足が止まっているので、GK、DFはビルドアップというより、意図もなくサイドや、ずるずる引いてくるMFにボールを預ける場面が多々見られた。DFに対していかに中盤中央の選手達が、次のボールの出し所を作りながら動けるか、トップ下のフランコ・バスケスや、インサイドハーフの選手達がずるずる下がって、相手のダブルボランチから逃げてこないかがカギになる。エスパニョールはブロックの外でボールを受けることは許すかもしれないが、その中でボールを受けるプレーには厳しくプレスをかけるだろうが、そのプレスを掻い潜っていくサッカーこそ、サンパオリの目指すものだろう。
後は、インサイドハーフが中に入る時に、FWとサイドの選手がそのスペースを使い、逆サイド、逆のインサイドハーフがFWのスペースに入るという動きは、サンパオリが求めているものだろうが、なかなか公式戦では出ていないが、対戦相手がR・マドリードやバルセロナという、世界トップレベルの質を備えた選手達の集まりであったため、その攻撃が機能しなかったが、ヨーロッパへの大会への復帰を目指すエスパニョール相手にどこまで攻撃が機能し、得点が奪えるかが、見所の一つとなる。

清武に関しては、相手のブロックの外でボールを受け、正確なパスを出すことができるので、ビルドアップに関しては、いかに攻撃に深みを与えるパスを出し、深みを与える位置でボールを受けられるかが、チームの中における彼の仕事になると思う。彼はサイドに張ってボールを受けるよりも、より中でプレーすることが期待されていると思うので、よりゴールに近づくプレーができれば、必然的に数字の残せるプレーに近づいていく。
彼のマークを外す能力はかなり高いと思うので、ボールは入ってくると思うので、ライン間のポジショニングでそこに留まらず、来なければ他のライン間に入っていく、とりわけDFとGKのラインに出て行く動きが見たいし、同じMFの選手達がボールを持った時はそこを突いて欲しい。
FKに関しては、バルセロナ戦で結構蹴っていたが、精度が低かったと思うので、そこからアシストを期待したいところ。ハノーファーではかなり精度の高いキックを見せていたので、まずはホームに慣れて、精度を高めて欲しい。直接FKで狙える位置は積極的にいって欲しい。やはりゴールが欲しい。フランコ・バスケスはR・マドリード戦でゴールを決めて一気に監督、ファンからの信頼を高めた。